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執筆者の写真shiranuka_fan

【余談】いまも珍しく感じるアレコレ 2020年9月版

今回、箸休め的な話題です。


関東っ子の私が北海道白糠町に移住して

はや1年5か月(中途半端)となりましたが、

まだまだ珍しく感じる町内のアレコレを

つづっておきたいと思います。


①海霧

…と書いて、「ジリ」と読むコレ。


釧路管区の霧は、はるか遠くの海上で発生し、

南風にのって海からやってきます。


ここ最近のことですが、

午前中に山の方(北方面)に行って、

夕方、海側(南方面)に戻ってきたら…!!

町の海側(南側)を包む霧が、

山にせき止められているんです!

わ~~!なにこれ!!


関東の霧は、濃度が薄くてさらっと流れる印象。

それに比べて道東の霧は濃厚で、

「物質感」「かたまり感」を感じます。


風に流れさて移動する際も、

「流されて」というよりは、

「意思をもって流れる」という印象です。


やっぱり道東の霧って不思議…!


※注

こちら、助手席からの撮影です。

運転しながら撮影してはおりませんので、ご安心ください。



恋問海岸。

太陽が出ているのに霧。




東山公園から。

青空なのに霧。


生まれも育ちも関東の私としては、

霧が出る=曇り空という刷り込みがあるので、

これも不思議な感じがします。


 


②馬主来沼

海と沼がたま~につながる

馬主来沼。


これだけお互いの距離が近く、

隔てる砂の土手だってそれほど高くないのに、

海と沼がつながらないことの方が不思議だったんですが、

実はほとんどつながっているのを

見たことがありませんでした。

が。

見られました。

やった!

(2020年8月26日)


 

③方言


北海道で「よされ」って

単語を使う方、いらっしゃいますか?


こちら、青森県の陸奥湾に面した町、

野辺地町出身の

私の父の口癖です。


酔っぱらうとご機嫌で

「よされよされと雪が降る」

と、ひとり言を言います。


というか、完全にサブちゃんの

“風雪ながれ旅”です。


よされは東北地方の方言ですが、

東北と北海道には

意味も共通する単語が

結構たくさんあるんですね。


うちは両親ともに青森出身で、

私が高校生くらいまでは

お盆時期になると車に乗って、

道中約18時間の“地獄のデスロード”

(超渋滞の東北自動車道)を通って、

家族みんなで

青森まで行ったものです。


父の出身地である野辺地という町は、

文化圏としては八戸市出身の母と同じ

南部に含まれます。

しかし、野辺地はなぜか、

方言に関しては

下北弁との共通点が

多いんだそうです。


(青森の文化圏をざっくりわけますと、

「下北」「南部」「津軽」の3つになります)


北海道の方言とも多々

共通点があるという噂の下北弁。

父がよく言っていた単語を記してみます。


「これ知ってる・使ってる」

という道民の方も

多いのではないでしょうか。


●したっけ

●しばれる

●しゃっこい・ひゃっこい

●ガス

 (父はガソリンのこともガスと言うので、霧なのかガソリンなのか迷いました)

●~さる

 (使用例「使わさる」「脱がさる」「書かさる」意味は正直、今もよくわかりません)

●まかす(「こぼす」「捨てる」的に使っていました)

●かーっ!けー!(「このー!てめー!」的な感じで使っていました)

●かっくらすぞ! ※かっくらわすぞだったかもしれません

 (「げんこつするぞ」「ぶんなぐるぞ」的に使ってました)


末尾2つヤバイですね。

というか、方言なのかどうなのか…。


したっけやしばれるなどの方言は

「珍しく感じる」というよりは、

「北海道の人から聞くの初めて・でも聞きなれている⇒なんだか不思議!」

という感じです。


※末尾2つは、幸い父以外の人からは

聞いたことがありません(笑)



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