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執筆者の写真shiranuka_fan

『白糠町ふるさと未来塾』で小学生が木育体験


白糠町の未来を担う創造性と

感性あふれる子どもたちを

育てることを目的に開催されている

『白糠町ふるさと未来塾』

(以下未来塾)。


自然体験や生活体験などを通じて

町の自然や人・社会・文化・

産業等を知り、子どもたちの中に

豊かな心を育みます。


例年5月に開催していますが、

今年は新型コロナウイルス

感染拡大防止の観点から、

全3回に変更して

活動を行う予定です。


先日実施された第1回活動は、

「森林について学ぼう」

「木工体験をしよう」と題し、

午前・午後の二部構成で

活動を行いました。




まずは開講式。

未来塾の塾長である

川島眞澄教育長から、

挨拶と激励をいただきました。



続いて北海道釧路総合振興局

森林室音別事務所の大橋主査が、

日本や北海道、白糠町における

森林面積の割合や、

天然林と人工林の違い、

人工林の手入れのサイクルなど、

森林について分かりやすく

教えてくれました。



その後、みんなで

峯田さんが所有する

和天別地域の山林へ向かいます。

ここでは除伐の見学と、

枝打ちの体験を行いました。



まずは峯田さんから

山や木の手入れの仕方や、

枝打ちで使うのこぎりの

使い方について

教えてもらいます。



続いて大橋主査が

チェンソーを使って

除伐するところを

見学しました。

6~7メートル程の木でしたが、

チェンソーの音や木が倒れる迫力に、

子どもたちも圧倒されていました!



そしていよいよ

子供たちの体験です。

ヘルメットとのこぎりで

準備万端!

一人一列枝を切って、

木の手入れをします。



「目線の高さまで、のこぎりは両手で」と

峯田さんに教えてもらったことを

自分で確認しながら、

作業を進めていきます。




約30分の作業で10本以上の木を

枝打ちする生徒さんもおり、

初めての体験ながらも楽しんで

活動できた様子でした。



午後は森林の機能や

林業の仕事についての

講話から始まりました。


森林の機能は広範にわたりますが、

生徒さんたちは、森を適切に

守り続けていくことが、

陸上、さらには海の生命をも

育むことを知りました。


「山を手入れすることが

漁業に関わってくるなんて知らなかった」

「森を守ることが生き物を

守ることにつながることがわかった」

と、林業の重要性を知り、

深く感じ入っていました。




続いて行われた木工体験では、

間伐材を材料に、

札や表札、マイ箸づくりを行い、

楽しく木と触れあいます。



最後のふりかえりでは、

「木を切ったことが無かったので楽しかった」

「木が環境に大きくかかわっていることを知った」

「山での作業は大変だった」など、

実際に体験したからこそわかることや、

その中での気づきを振り返りシートに記入。


「普段あまり触れ合わない木や森に

関わることができて楽しかったです」

というコメントも。


生徒さんたちは白糠の自然の

豊かさを改めて知り、

森林、そして林業という仕事の

大切さを感じていました。


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