寒風吹く11月末、白糠町の庶路地区にある
ししゃも孵化場に、産卵期を迎えた
雄雌の親魚が収容されました。
ここ、庶路の孵化場では
18年目となる今回の収容。
作業は複数回に分けて行われますが、
本日はメス約2300尾、
オス約2900尾が収容されました。
※この事業は釧路市・釧路市東部・
昆布森・白糠漁業協同組合の
4漁協で構成される
「釧路ししゃもこぎ網漁業運営協議会」により行われています。
作業の流れは
①トラックの荷台の水槽からバケツに移したししゃもを選別台に乗せる
②ししゃもをオス・メスで分ける(違う魚が入っていたらこの時点で選別)
③オスメスそれぞれの重量をはかる
④仕切りで分けられた水槽に入れていく
これを繰り返し行います。
親魚は各水槽に均等数になるよう、
重さを目安に入れる槽を割り振ります。
私は選別台で分けられたししゃも
(オスを担当)を、
計量担当の方のところに運ぶパートを
お手伝いしました。
北海道に移住して1年と8か月、
産卵期のししゃもを間近で見たのは
初めてだったのですが、
その色の黒さに驚きました!
特にオスが真っ黒です!
金属製の置物を思わせる
圧倒的な重厚感に、本当に驚きました!
こちらは施設の管理人さんです。
いつも温かく迎えてくださり、
ありがとうございます
作業開始から約2時間、
無事本日の収容が終了しました。
これから親魚はここで産卵行動を行い、
生まれた卵は底の砂利に
うえつけられます。
そして、放流できるまでに
成長する春を待ちます。
どの稚魚も、元気に成長してほしいです。
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