白糠高校の「総合的な探究の時間」の
カリキュラムで行われた、
漂着ゴミの分別調査。
これは、漁業や海洋ゴミ問題をはじめとする
環境問題への理解を深め、
課題解決に向けて取り組む姿勢を
養うことが狙いです。
◆ 和天別川河口 象の鼻海岸
1年生22名と引率の先生方で、
晴天のもと、約270kgもの
漂着ゴミを約1時間強収集しました。
収集したごみはトラックで
学校に持ち帰ります。
そして、一つひとつ分別して、
どのようなゴミが多いのか
調査しました。
個数でいいますと、
特に多かったのがプラスチック類。
多くの割合を占めたのがプラボトルで、
なかでも飲料用プラボトルは、
全体回収数1160個中273個という
数にのぼりました。
また、2番目に多い割合を占めた金属類は、
アルミ製・スチール製の飲料用缶が
全体回収数1160個中合計146個という
結果になりました。
飲料用ペットボトルと缶の合計419個は、
全体回収数1160個の約36%にものぼります。
飲料に用いたペットボトルや缶は、
適切な方法でゴミとして出せば
リサイクル可能な素材です。
陸上でのポイ捨てや放棄されたこれらの品が
川に流され海に渡り、海洋ゴミとして漂着します
(WWF公式HPより)
自分たちが暮らす環境を守り、
次の世代に伝えていくためにも、
“適切なゴミ出し”という
小さな積み重ねを忘れないことが
大切だと感じた結果でした。
また、そもそもプラスチックごみを
少しずつ減らす生活へと変えていくことも、
必要なのではないでしょうか。
マイボトル・マイバッグ普及の継続に加え、
生鮮食品を購入する際、タッパーや
ガラス容器持参で購入できる場が増えると
ありがたいと感じます。
私が住んでいた神奈川のスーパーの
精肉店は、昔ながらの量り売りができるお店で、
欲しい分だけ買えるので食費も抑えられ、
とても重宝したのを覚えています。
漂着ゴミ調査に戻ります。
他にも大小の発泡スチロールとその破片、
カセットコンロのボンベやスプレー缶、
そして、変わりどころではカセットデッキや
窓のフレーム(ガラスなし)といったものも
漂着していました。
また、中国語や韓国語、
ロシア語の表記がある
食品の袋やペットボトル、
洗剤の空き容器など、
海外からの漂着物もしばしば見受けられ、
海洋環境の汚染は国境を越えて
広がっていることを実感します。
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