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執筆者の写真shiranuka_fan

地域おこし協力隊員 研修風景~大前産業さん 春の畑づくり~




昨年着任した地域おこし協力隊員の

齋藤さんの研修先である

和天別の大前産業産では、

畑づくりが進んでいます。



齋藤さんは着任前にすでに

農業経験をお持ちなので、

研修期間中ではありますが、

ほぼ実践に近い形で

白糠での農業に取り組んでいます。


(上の写真は昨年秋のにんにく種植えの時に撮影)



こちらはいつも温かく迎えてくれる

田口専務です。


専務に現在の畑の様子をうかがうと、

「先月からハウスで

ほうれん草の栽培が始まっていて、

露地栽培用の育苗も順調に進んでいます


いろいろ植えたいけれど、

北海道は遅霜があるので、

天候の様子を見ながら進めていきます」

と教えてくださいました。




ちなみにこちらのほうれん草、

種を植えてから大体1週間で

芽が出るんだそうです。



続いて個人的に気になっている

にんにくの様子。

昨年の10月に植えてから、

現在どうなっているでしょうか。。。




あっ!芽が出ていますね!


「この間まで雪に覆われていたけど、

もうこんなに育ってる。

やっぱりにんにくって強いんだね。

今年はより実践に近い

試験栽培って感じだけど、

うまくいくことを願っています」

(田口専務)


こちらは7月に収穫を予定しているそうです。

そして、10月には再び新たな種が

2反(予定)もの広大な畑に植えられるんだとか。


白糠産のにんにく、

私もとっても楽しみです!



ちなみに大前産業産さんでは、

堆肥の製造も行われていることを

ご存じですか?


こちらで製造しているのは牛糞堆肥。

町内の酪農家さんの牛糞を

自然発酵(※)させてつくります。


発酵中は 60度~80度の熱を持つので、

病原菌や雑草の種子も死滅します。

完熟しているものは嫌な臭いもしないんです。


(※)発酵菌を加えて

発酵を促す作り方もありますが、

大前産業さんではフンに含まれる

微生物の力を活用して、

堆肥を発酵させているんだそうです。




ところで齋藤さんは…。



発見!齋藤さんはハウス内で

ロータリーを操作していました。


ロータリー(耕機)は耕起・砕土・整地と

畑づくりに欠かせない機器の一つです。


表面を均一にならして、

種まきや植苗の準備。


育苗や種まきの準備と並行して、

現在は日々、畑づくりの作業に

追われているそうです。



齋藤さんに今年の予定を伺うと…


「サニーレタスやグリーンリーフなどの

レタス類とキャベツの栽培を、

いよいよ本格的に始動します。


また、とうきびや枝豆など

夏の作物にもチャレンジしてみたいですね。


今は畑づくりに追われる毎日ですが、

野菜づくりの難しさと面白さを

実感する毎日です」

と、笑顔で語ってくれました。



おととしから取材で何度も

お邪魔させていただいている大前産業さん。

無農薬・低農薬栽培や、

自然発酵の完熟たい肥づくりに取り組むなど、

昨年から特に、自然の力・微生物の力を

活かした栽培にシフトしている様を

強く感じます。



さらなる進化を続ける大前産業さんに

今後も注目してまいります!

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